カテゴリー: FF7R
Final Fantasy VII Remake
箱入り息子と朝のゴミ
カラスにつつかれてゴミ捨て場で目覚めるなんて、ドラマか他人の笑い話にしか存在しない状況だと思っていた。だがいま、まぎれもなく俺はゴミ捨て場で無遠慮なカラスどもにつつかれて目ざめ、おまけに裸足だと気がついたばかりだ。 頭...
指先に塗られた嘘(と本当)
「緊急と伺ったのですが」「もちろん、緊急だ」 たまりにたまった書類仕事を片付けていた午後、ツォンの携帯が震えた。ルーファウスからだった。 ──緊急事態だ、来い。 すべてを放り出して指定の場所に駆けつけてみれば、そこは高級...